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2011年12月28日

働くママにエールを!(ユニカルインターナショナル代表取締役、イー・ウーマン代表取締役社長 佐々木かをりさん)

投稿者
キラきゃりママ編集部 キラキャリママヘンシュウブ [Editorial department of Kira-caree Mama]
働くママとプレママのためのポータルサイト『キラきゃりママ』の編集部です。
「働くママのリアルを、みんなの知恵で支える」をテーマに子育て、仕事/キャリア、
プライベートなどの切り口から働くママ&プレママに役立つ知恵や情報を発信。
また、働くママ&プレママはもちろんのこと、各種専門家、企業、教育機関、
国や自治体などとの連携で働くママ&プレママが自らのベストワークライフバランスを
見つけることができるよう、サポートしています。

【第2回】ユニカルインターナショナル代表取締役、イー・ウーマン代表取締役社長 佐々木かをりさん

【テーマ】働くママの時間管理術


仕事や家事・育児に加えて、友達付き合い、自分磨き、リフレッシュタイムなど、
現代女性にはやりたいことがいっぱい!

「複数の予定を上手に組んで、1日をフル活用したい!」「効率アップを図り、自分をより成長させたい」
「子どもとじっくり向き合う時間を捻出したい」と切実に感じている人も多いのでは。

今年12月13日にウインクあいちで行われた「佐々木かをりの時間管理術in名古屋」(表参道カレッジ)。

時間管理に特化した手帳「アクションプランナー」の生みの親でもある佐々木かをりさんが、
約60人の参加者に、自身の経験をもとにした時間管理術と手帳の使い方を伝授してくれました。

2つの会社の経営者、上場企業の社外取締役、コメンテーター、小学6年・高校2年生の母など
多彩な顔をもつ佐々木さんのメッセージは、シンプルでありつつ、どれも心に響く大切なことばかり。

働くママ目線の前向きなヒントも満載なので、できることから実践して、
それぞれの“HAPPY”をかなえてくださいね。

―時間管理をすることで、生まれる効果とは?

「時間管理」とは、“自分を幸せにするためのツール”と考えています。
時間管理ができているかの基準は、忙しいか否かではなくて、「自分が自分を動かしているか」という実感。
満足感・達成感・安心感、少し大げさかもしれないけれど幸福感があると、
いつも前向きで穏やかな気持ちでいられます。

子どもたちの明るい未来のために、私たち大人に求められる責任は、自分を幸せにしておくこと。
日本語で責任というと重苦しい印象を与えるかもしれませんが、
「response(応対する)+ability(能力)」、つまり「対応能力(responsibility)」。

上機嫌で幸せな気分の自分に修正できる能力を持っていてほしいのです。
この“幸せ”の連鎖はとても重要で、ママがハッピーだと、子どももハッピー、パパもハッピー。
自分が幸せなら周囲にやさしくする心の余裕ができたり、ポジティブサイクルになるのです。

幸せのあり方は100万通り、全員違います。けれど、私が実行している時間管理は、
1日24時間という時間軸の中で、だれもが必ず幸せになれる方法。
もし毎日をもっとうまく動かしたいと感じたら、ぜひ試してみてください。

-佐々木さんが実践している時間の管理術を教えてください。

手帳はアクションプランナー1冊にまとめて、自分や自分に関わる周囲の行動を一元管理しています。

一口で手帳といってもさまざまなデザイン・内容がありますが、大きく分類すると、

①約束を書きとめているアポイント帳
②何でも書きとめるメモ帳や日記帳
③時間管理をし、自分を予約するための手帳(アクションプランナー)

の3種類。

①や②の用途の手帳では時間管理はできません。
子どもや自分のことを上手に動かすためには、「自分を予約する」という概念で
手帳を選ぶことをおすすめします。

また、ミニサイズでは行動予定を1つにまとめることができなかったり、
書くスペースが小さいので、時間管理をするうえではある程度の大きさも必要です。

例えば、私はこの手帳の中に2つの会社の役員会も入っていれば、
子どもの面談、運動会、子どもの歯医者、美容院の予定も入っていて、
すべてを一元管理しているので全部ができるんですよね。

あちこちを立てる“両立”という考え方がなくなり、
自分主導で時間配分することで、ワークライフバランスがとれるようになりました。

-アクションプランナーの特長は?

最大の特長は、月曜日から日曜日まで、午前6時から午後11時30分まで
30分おきのチャートで時間を視覚化している点です。
そこに約束した案件を書くのではなくて、その案件に自分の時間をどのくらい使うのかを
面でとらえて書くという独自のルール。

手帳は自分自身の脚本と考え、仕事もプライベートも、自分の行動は、
この手帳の見開き1週間のページ1カ所に書きます。

仕事も子どものことも同じ時間軸の中に書くようにすると、書けることはできるし、
書けないことはできないという有限の時間の中で割りふりができるということですね。
「ここに入ればできる」と難しく考える必要はないので、働いているお母さんにとっては
すごくラクだと思います。

また、アクションプランナーは1日枠の横幅を利用して、自分に関わる
子どもの予定を書き加えることができるんです。
右端スペースを利用して、子どもの歯医者や家庭教師を書くことによって、
自分に重要な家族の移動がわかります。

コツは、いつも手帳を持っていること、いつも開いて見ていること。
計画を立てるという仰々しい行為ではなくなり、空いているところに
時間を確保するという楽しい意識に変わりますよ。

※アクションプランナーの詳しい使い方は、
http://www.actionplanner.jp/

-ワーキングマザーが陥りがちな悪習慣とは?

学校のスクールカレンダーを手帳に貼ったり、はさんだり、2元・3元管理していませんか? 
あちこちに自分のやることを書いている状態は、自分の台本を1冊に閉じないで、
乱丁落丁のあるバラバラの台本の中で生きているようなもの。
それでは時間管理ができません。

特に働いているお母さんはさまざまな行動を組み合わせたいという欲求も、ニーズもあります。
仕事から帰ったら、宿題を見ないといけないかもしれない。
子どもの学校に提出する住民票を取りにいく必要があるかもしれない。
そういった細かいこともできるように、自分のやるべきことは常に1か所にまとめましょう。

-仕事と両立するうえで、子どもの感情面のケアは?

「両立」という言葉を捨てて、時間管理としてとらえると、手帳の時間枠内にできることはできる、
書けないことはできないとわかり、上手に切り替えができると思います。
実は、シンプルなことなのに、複雑に考えたりしている場合も多い気がします。
親がハッピーでいると、子どももハッピーですから、ね。

ですから「仕事で帰りが遅くなると、子どもが不安になるのでは?」と心配しながら働くと仕事もうまくいかないし、
親の心配が子どもにうつる。健康を害するかもしれないし、あまりよい状態ではないと思います。
夜遅くなる日は、子どもの安心環境を作ってから働く方がいいですね。
親も、心配で仕事に手がつかないというなら、効率が悪いですから早く帰ってあげてください(笑)。

私は毎日午後6時に会社を出て、6時半に自宅に帰ります。夜は、基本的に予定を入れません。
長男が5・6歳のころ、不安を感じやすいことがわかり、ビジネス的な言い方をすれば、
「親としての危機管理」として早く帰った方がいいなと思いました。

心が安定した子どもが育てば、後で親が心配する時間が少なくてすみます。
手帳を開いた一週間全部の日でもいいし、週3日だけ早く帰ろうでもいいから、
自分が見て自分で納得する計画を立てましょう。

-佐々木さんの元気の秘密は?

私が元気をキープする要素は、「心」「体」「頭」。
朝昼晩はしっかり食事をとり、20年間玄米を食べているほか、選べるなら有機食材を取り入れ、
抗酸化サプリメント「メロンリペア」も飲んでいます。

また、午後10時から午前2時というのは睡眠のコアタイムとして取り入れたい時間帯。
ニュースステーションのレポーター時代、ゲスト出演された黒柳徹子さんに
「なぜ、いつもそんなに元気なんですか?」と聞いてみると「寝るのも仕事だから」
とおっしゃいました。それ以来、私もプロとして早寝早起きを心がけています。

心・精神が安定していることと、ストレスはできるだけ早く排出すること。
元気があればやる気がでるし、いい言動ができるし、ワークライフバランスも実現できるし、
元気を支える基本の積み重ねを大切にしてください。

-最後に、読者に応援メッセージを。

母親がよく食べ、よく寝て、よく笑って、元気でハッピーでいるということはとても重要。
お母さんの顔つきをみて子どもの表情は決まるし、お母さんの心を子どもは感じ取ることも多いです。
みんなのためにまず自分がハッピーでいられるようにしてください。
前向きな仲間との出会いは、いい刺激を与えてくれますよ。

(文・構成 加藤京子)
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プロフィール

ユニカルインターナショナル代表取締役、イー・ウーマン代表取締役社長 佐々木かをりさん

上智大学外国語学部卒業。米国エルマイラ大学名誉文学博士。

フリーランスの通訳を経て、70言語を網羅するコミュニケーションのコンサルティング会社
「ユニカルインターナショナル」を設立。
1996年より、日本最大級「国際女性ビジネス会議」を毎夏に開催。
2000年イー・ウーマンを設立。新商品開発、ブランド再構築、コンサルティングなどを行い、
抗酸化サプリメント「メロンリペア」や手帳「アクションプランナー」などのヒット商品も生み出す。
2009年からは“人から学ぶ、人と学ぶ”をコンセプトにした「表参道カレッジ」を展開。
そのほか、IT戦略会議、中央教育審議会、法制審議会などの委員、
上場企業の社外取締役を多数兼任する。
「ニュースステーション」のニュースリポーターほか、「とくダネ!」コメンテーターなどメディアでも活躍。

著書に「自分を予約する手帳術」(ダイヤモンド社)、「自分が輝く7つの発想」(光文社・知恵の森文庫)、など。
2009年「ベストマザー賞<経済部門>」受賞。2児の母。
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