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2016年9月28日

10月から「106万円の壁」!?扶養の範囲内で働いている人は要チェック!!  ― 下― (気になるキーワード)

投稿者
キラきゃりママ編集部 キラキャリママヘンシュウブ [Editorial department of Kira-caree Mama]
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◆「106万円の壁」の影響は
新聞ではこのところ、相次いで、この「106万円の壁」にまつわる記事が出ています。
読売新聞 9/22「女性とお金(上) 社会保険の加入要件拡大へ」
     9/24「解説スペシャル パート 週20時間以上で加入」
毎日新聞 9/19「取り組み進む パート戦略化」 http://mainichi.jp/articles/20160919/ddm/013/100/012000c

これらの記事では、今後、年収を「106万円未満に抑える」という人、
「保険料の負担で手取りが減らないように働く時間を1.5倍に増やした」という人、
それぞれが紹介されていました。
「壁」が130万円から106万円に低くなっても扶養の範囲に抑えたいという人は、
家庭との両立や子どもと過ごす時間を大切にするため、「簡単に仕事は増やせない」。
一方、これを機に仕事を増やすという人は、「老後の年金の足しにもなるので」と。
どちらも、現実的な判断ですよね。

記事内の試算を取り上げましょう(読売)。
会社員の夫が年収500万円、子どもなしの場合……
パートの妻の年収が105万円→世帯全体の手取りは501万9000円
妻の年収106万円→488万8000円

年収にして1万円、多く稼いでしまったがために、手取り額では3万円近く小さくなってしまうのです。
社会保険に入りつつ、世帯全体の手取りを「パート年収105万円」のときと同じ
501万9000円にするには、128万円稼がなければなりません。

◆メリット、デメリットは?
本来的には、保険に入れるということは、歓迎されるべきもののはず。
社会保険に加入すれば、ケガや病気で働けなくなった時の生活保障として「傷病手当金」があります。
出産で休んだ場合には「出産手当金」。
いずれも、賃金の約3分の2が一定期間、支払われます。

厚生年金に加入すれば、勤め先の会社が保険料の半額を負担してくれる上、
将来、受け取る額も、基礎年金よりも多くなります。
年収106万円で20年間勤めると、年9万6000円の保険料を支払いますが、
65歳から年11万5800円の厚生年金を受け取れます。
82歳ごろまで生きれば、もらえる年金額が収めた保険料を上回ることになるようです。

また、社会保険の対象者が増えるということは、雇用する側にも、
特にパートタイマーを多く抱える小売業などにとっても、大きな負担となります。
そのため、要件のひとつである「週20時間」未満の労働者を増やすという“抜け道”を
使う企業も出てくるのでは、という指摘もあります。
働く側がもっとたくさん働きたいと希望しても、社会保険に加入しなくてよい範囲まで
しか働かせないという問題が出てくるかもしれません。

◆働き方にかかわる制度はまだまだ改革される
この社会保険の加入要件だけでなく、税制改革で検討されている「配偶者控除の廃止」や、
「働き方改革」として議論されている、正社員/非正社員間の賃金格差を是正する
「同一労働同一賃金」など、多くの制度が相次いで変わろうとしています。
保育所などを増やすという措置と相まって、女性が、子育てや介護など家庭での役割が
大きい人であっても、より多くの女性が外で働くように、制度が大きく変わろうとしています。
こうした動きについても、今後、順を追ってお伝えしていきますね!!

関連URL
10月から「106万円の壁」!?扶養の範囲内で働いている人は要チェック!!  ― 上― (気になるキーワード)
http://kiracareemama.com/2016/09/28/15218