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2016年10月31日

配偶者控除廃止は見送り 存続へ 適用上限が150万円~200万円に?―上 (気になるヘッドライン)

投稿者
キラきゃりママ編集部 キラキャリママヘンシュウブ [Editorial department of Kira-caree Mama]
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「女性の活躍」を後押ししようと、待機児童問題や長時間労働の慣行など、
これまでの日本社会のあり方を変えるような世の中の動きになっていますね。
税制面では、「配偶者控除」が廃止されるかどうかが、近年、注目されてきました。
参考:キラきゃりママ
配偶者控除が廃止に!?<前編> 税減収を補い財源確保を目指す
http://kiracareemama.com/2014/04/18/12056
配偶者控除が廃止に!?<後編>収入を増やすための壁は残されたまま…
http://kiracareemama.com/2014/04/22/12075

いわゆる「103万円の壁」、主にパートタイムで働く女性たちに、自分が所得税を課されず、
夫も配偶者控除を受けられるよう、年収103万円を超えないよう働く時間を調整することがある点で、
女性の社会進出の妨げになっていると指摘されてきました。

「女性の活躍推進」が国の重要テーマとして掲げられている今こそ、配偶者控除の廃止が
現実になりそうな雰囲気が、ほんの一か月ほど前まで濃厚だったのですが……
結局、配偶者控除は存続する見通しとなりました。
しかもその上、控除の対象になるラインが「103万円」から「150万円」や「200万円」などに
上滑りさせられるという報道も。
一体、どうなっているのでしょうか?

そもそも、配偶者控除を廃止しようという話になったのは、
・制度ができた1961年当時とは家族のあり方が変化し、共働き家庭の方が多数派となった
現代社会には合っていない
・女性の社会進出を妨げる
・廃止によって税収を増やしたい
……
といった背景がありました。

「専業主婦を優遇する」などと批判されますが、確かに、家庭を顧みない夫を持ち、
子育てだけでなく、食事、洗濯、健康管理まで夫の世話もしているような主婦の場合、
「内助の功」が評価されてもいいかもしれませんね。
しかし、現代の場合、自分も働いているのに「内助の功」も果たしている女性が多いのも事実……

配偶者控除を廃止すれば、現在この制度を利用している約1500万人の減税分、
6000億円程度の税収が増やせます。
一方、増税の一本やりではなく、「夫婦控除」という配偶者の働き方に関係ない新たな
控除の仕組みも検討され、こちらが導入されることがほぼ確実であるかのように、
インターネット上などでは話題になっていました。
「夫婦控除」ですべての夫婦の税負担を軽くすると、国の税収が減るため、
世帯主に所得制限をかけ、控除を受けられる線引きをどうするか、
というところまで検討が進んでいました。

しかし結局、来年1月にも衆院解散・総選挙の可能性が強まってきたことから、
専業主婦世帯の反発を受けないよう、廃止は見送るという、これまでと同じ
お決まりのコースに着地。
さらに、配偶者控除を受けるための年収制限を引き上げようという方向に話が進んでいます。
今のところ、「103万円」のラインを「150万円~200万円」とする案が有力ということ。

こうして対象を広げれば、女性がより働けるだろうという目算なのですが、当然、
「103万円の壁」が「150万円の壁」に変化するだけだと指摘されています。
それ以前に、10月に社会保険の適用範囲拡大が行われ
「106万円の壁」ができてしまったため、税制の壁は話にならないとも考えられます。
(10月から「106万円の壁」!?扶養の範囲内で働いている人は要チェック!! 上・下 (気になるキーワード)http://kiracareemama.com/2016/09/28/15218
http://kiracareemama.com/2016/09/28/15222

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